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2010/10/30
今年7月に、トヨタが主催するコレオグラフィーアワードに参加しました。 振付家のコンクールで、大賞を受賞するとその振付家のサポートしてくれるという、企画です。 毎年200組以上の振付家が作品を応募して、その中から今年は6組が決勝に残りました。 その6組の中に、今年はキミホ作品が残ったのです! 毎年応募していた努力が実り、今回晴れてファイナリストとなりました。 予選はビデオ審査で、キミホは以前、私も出演した「White Fields」という作品で応募しました。 決勝では予選と違う作品をやってもいいのですが、キミホは同じ作品を選び、私も参加させていただくこととなったのです。 この作品、本来は2部構成で1時間を越える作品でしたが、決勝は20分しか持ち時間はありません。 ダンサーも縮小して、作品も縮小するのにとても苦労したと思います。 作品のメッセージを伝えるのに、20分はとても短い時間です。審査員は全編をビデオ審査で見ているとはいえ、簡単に縮小できるものではありません。 特にラストのシーンはどういうふうにするか、ダンサーも交えて、ぎりぎりまで議論しました。
このアワードには、大賞(時代を担う振付家賞)と、観客の方の投票で決まるオーディエンス賞という二つの賞があります。 大賞は200万円というご褒美もあり、出来ればダブル受賞したいねーなんて言いながらリハーサルをしていました。 いつものことではありますが、今回は特にたくさんのリハーサルをしてきました。最終的には40回くらはやったのではないでしょうか。 出演者7人、かなり気合の入ったリハーサルをしていました。7人のうち、初演にいなかったのはただ一人、穴井豪くんです。キミホ作品も初めて、この作品は自分以外の人はすでに経験済み。精神的にもかなりきつかったんではないかと思います。 繊細で、でも大きなダンサーで、とてもかっこいいんですよ。 初演メンバーも、前回よりもパワーアップさせて、いよいよアワード会場である世田谷パブリックシアターへと向かったのです。
とは言っても、これは普段の公演とは違い、あくまでもコンクールなので、楽屋の雰囲気。やはり違いました。なにがどう違うんだ?と聞かれると困るのですが、ピリピリしてるというか、物々しいというか・・・ 他の5組の出演者の会うのは劇場に入ってからですし、他の作品のリハーサルを客席から見るのも禁止されています。もちろん袖に見に行くのもダメですし、唯一楽屋にあるテレビモニターで他の作品を見れるだけです。 他の方たちの作品を見て思ったのは、キミホ作品だけまったくの異ジャンルだったということです。もちろんその前から認識はしていましたが、やはり場違いな感じがありました。キミホ作品はバレエ的要素が多いですし、なんと言っても美しいですから。
まぁそんなこと今更言っても始まらないので、自分達は精一杯のパフォーマンスをやるのみです。 このアワードは決勝の4日前くらいから劇場内にあるリハーサル室を使わせてもらえたりします。その分だんだん緊張感も高まってきました。 スタッフ、ダンサー全員が一つのチームになっていて、それぞれの振付家がそれぞれスタッフも連れてきます。 最初に舞台を使う前には、ダンサー、スタッフ全員で舞台監督から注意事項を言われたりして、この「団体行動」感って久し振りだなぁ。でも逆に緊張感をあおられるなぁなんて思いました。
キミホ作品は6作品の中で最後の出演。トリを飾るなんてそれだけでも幸先がいいねーなんて言ってました。 決勝の時も前の作品が終わるまで、舞台下の階段の前で、皆で待機します。なんとなくソワソワしちゃうしやはり緊張しました。思えばコンクールなんて、中学生以来だったし。 前の作品が終わって撤収する時間は10分。入れ替わりに私達が舞台に上がって準備するのも10分。これも規定で決まっていてオーバーすると失格の対象になります。 舞台袖で待機している時に、私の緊張はピークに達していました。おまけに、1週間くらい前から緊張のせいか分かりませんが、お腹を壊していて、トイレに行きたくなっちゃったんです!! 10分経過して、ダンサーがいなかったら失格になるかもしれないのに、一緒に袖にいた仲間に一言。「トイレ行って来る」と言い残して、ダッシュしました。 本当に今思い出しても冷や汗が出ます。間に合ったから良かったようなものの、まったく!
本番は無事に終わりました。後日キミホがDVDを見たら、全員がすごく良い集中力と緊張感で、最高の出来だったと褒めてくれました。振付家がそこまで言ってくれるなんて、嬉しい限りです。
そして、結果発表。 客席に座って発表を待つ間、仲間どうし手を繋いでいました。賞なんて取れるわけないけど、でも頑張ったからほしいし、でもそんなわけないよねーみたいな感じでした。 結果は・・・オーディエンス賞でした!!ダブル受賞にはならなかったけど、お客様が認めてくれたってことは素敵なことですよね?そりゃもちろん200万円も頂きたかったですが・・・
久し振りに自分がジャッジされる身になって、本当に緊張しました。いつもは子供達のコンクールに付き添っている立場ですが、あの子達はこういうドキドキを味わっているんだなぁなんて思いました。
楽しかったけど、疲れました。終わったらお腹も治りました・・・ 失格にならなくて、本当に良かった> <
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